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2022年度日本郵便年賀寄付金助成事業

ABOUT

アーツ×ダイアローグとは?

アーツ×ダイアローグは、作品をよく見て、感じたこと考えたことを話し聞き合うことで、作品の見方や作品が表現するテーマについて思考が深まっていく鑑賞の方法です。MoMAの開発したVisual Thinking Strategiesの知見をベースにしています。

アートを介したコミュニケーションで個々のチカラとコミュニティを育むアーツ×ダイアローグの活動は、美術や教育だけでなく、生涯学習、企業研修のほか、高齢者福祉、医療、ケアなど、さまざまな分野に広がっています。

アーツ×ダイアローグについてもっと詳しく

FOR SCHOOL

学校教育に向けて

今の学校教育に求められていること

グローバル化や技術革新が急激にかつ絶え間なく進む予測困難な時代。社会の複雑化に伴い、子どもたちを取り巻く環境も学びの形も新たな時代を迎えています。学校教育においても、ひとつの正解に導かれるのではなく、自らの興味・関心から疑問や問いを見出し、試行錯誤しながら能動的に探求する「主体的・対話的で深い学び」が推進されています。子どもたちは情報を吸収しながら、新しい価値を生み出し、生涯にわたって学び続ける姿勢が求められているのです。

アーツ×ダイアローグでできること

グループで一つの作品を鑑賞するアーツ×ダイアローグでは、作品をよく見ることからはじめ「これは何だろう?」と一人ひとりに考えることをうながし、様々な意見を引き出しながら皆で作品の見方を深めていきます。それぞれの意見を持ち寄り、ああでもないこうでもないと複数の視点を共有し、再構築して考え、みんなで作品に近づいていくプロセスは、正に主体的に探求するアクティブラーニングといえます。

アートという答えのない問いは、私たちの五感や感情に働きかけ、未知の世界への興味や関心を引き出し、物事を決めつけずに様々な可能性を残して仮説的に思考し続ける批判的思考を醸成します。複数回実施することで「見て>感じ考えて>聴いて>伝える」という思考のサイクルが定着し、観察力や言語能力や批判的思考力をを育み学力向上につながることがわかっています。何よりも、他者の意見を聴いて認め合う多様性受容や、新たな自分を発見し自信を持つ自己肯定感にもつながります。

アート作品を味わい、友と共有する楽しさや面白さを知ることは、一人ひとりの生きる力を育み、自分らしく豊かに成長していく後押しとなると考えています。

SEMINAR & CURRICULUM

講座と作品カリキュラム

本サイトでは、図工や美術だけでなく、社会や道徳、国語といった様々な科目の中で、アーツダイアローグを取り入れられるよう作品カリキュラム(会員制)を用意しています。作品カリキュラムを使った、生徒主体の対話型授業をつくるためのオンライン講座(現役教員限定)を用意しています。講座の受講後にぜひ様々な授業でアーツ×ダイアローグにチャレンジしてください。

ABOUT ARDA

NPO法人 芸術資源開発機構

ARDAは2002年に美術関係者が設立したNPOです。アートによって社会の新たな可能性を開発することを目的に活動を展開しています。2011年度より神奈川県大和市の文化振興課と教育委員会と協働し、小学校で市民ファシリテーターの授業を展開しています(2013年より西東京市でもスタート)。教育委員会や学校法人、各学校からの依頼で授業を展開しています。